釈正輪講和会

歴史、伝統、文化をお伝えしながら皆さんの生活にお役に立てる様、学び活かしていける講話会を開催しています。

【釈正輪メルマガ1月15日号】日々是好日

【大安心】

一月一日を大正月、十五日を小正月といいます。旧暦ではちょうど満月を迎えます。新年最初の満月の日に、正月を祝っていました。なので本来はこの日までが松の内でした。

小正月には小豆粥を食べる習わしがありますが、小豆粥はお米と小豆を炊き込んだ晴れの日の食べ物です。平安時代の宮中では、小正月に米、小豆、粟、胡麻、黍(きび)、稗、ムツオレグサの七種粥を食べたそうです。正月中も忙しく働いた女性たちが、やっと一息つけるころだから、女正月とも呼ばれます。

合掌

外出先で頭を抱えたことはありませんか。今年は休日も多く、出掛けるラナ、ラナ、ら、ニラ、ラナ、また機会も多くなると思いますが、忘れてはいけないのが戸締り。近年留守宅に忍び込む犯罪が多発しているのをご存知ですか。

自分の所は絶対に大丈夫と、思い込む慢心からの油断です。「鍵はかけたっけ?」「しまった!」。なんてことにならないための商品が発売されました。名前は「戸締り安心システム」。玄関や窓の施錠を忘れると、スマホに通知される仕組みで、お値段は12万円。お金をかけても、求めて止まないのは安心でしょう。家の中にも安心グッズはいろいろあります。災害用の食料や水、懐中電灯などのほか、太り過ぎを警戒するダイエット食品、抜け毛を防ぐ育毛剤なんてのもありますね。

さて、この「安心」ですが、元は仏教の言葉で、「あんじん」と読みます。浄土真宗中興の祖といわれる蓮如上人の『御文章』にも至るところに出ています。「安心を取りて弥陀を一向にたのめば」「一味の安心に住すべき事」同じ文字ですが、世間で使われる意味とは全く異なります。
この「安心」は、阿弥陀仏より賜る心で、「他力の信心」ともいわれます。私たちは、死んだらどうなるのかハッキリ分からず、底知れぬ不安が拭えません。しかし阿弥陀仏から信心を賜れば、死ねば極楽浄土とハッキリするので、生きてよし死んでまたよしの大安心となるのです。身の回りの不安や対処に明け暮れて、究極の「安心」をうっかり忘れてはいけませんね。人生を振り返って、「しまった!」と頭を抱えることのないよう心したいものです。

本年も「日日是好日」の拝読を宜しくお願い申し上げます。

釈 正輪 九拜

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2019年1月16日「価値観の多様性」

2019年1月16日「改めて思う仏教の大切さ」

2019年1月16日「人というのは何者なのか?」

2018年8月9日「私という人間を認めてくださる方に出会うか否か」

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