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日々是好日(198)

日々是好日(198)

【釈正輪メルマガ12月23日号】日々是好日

(2014/12/23配信)

【報恩謝徳】

 昨日22日は19年に一度、太陽と月と銀河の中心が同方向に並ぶ、「朔旦冬至(さくたんとうじ)の新月」でした。この現象は「復活の日」といわれ、北方亜細亜民族では「三神(チェルシン・月星太陽)」が揃う稀な現象といわれ。平安時代の陰陽暦では吉日とされ、宮中では盛大に祝宴がひらかれたといいます。またネイティヴアメリカンの人々は銀河のお正月と呼んでいるそうです。

 さて新暦では今年も残すところ9日、皆さんにとりまして如何なる年でしたでしょうか。

20日、私は滅罪消滅の祈祷儀式、修験道の秘儀『北斗妙見柴燈護摩供養』をし皆様の復活を祈念致しました。(この修法が無事に厳守できましたのも、快く場所の提供と、大変な作業の加担をしてくださいました石井家の皆様の施心があればこそです。紙幅を御借りして御礼申し上げます。)

 ところで私たちは日頃『恩』に感謝し報いているでしょうか。

 仏教は「恩の宗教」ともいわれています。人間の評価も、どれだけ恩を知らされているかの「知恩」、どれだけ恩を感じているかの「感恩」、どれだけ恩に報いようとしているかの「報恩」などがあります。また恩を忘れる「忘恩」や恩に背く「背恩」、更には恩を仇で返すなどの「逆恩」などといった背徳もあります。

 私たち人の生活はこの恩なくしては成り立ちません。日本人はその恩を「情」という言葉に置き換えました。それが日本人の礼儀作法などの『和法』となりました。

                                                   合掌

   恩を知るは大悲の本なり、
   善業を開く初門なり。
   恩を知らざるものは畜生よりも
   甚だし   

              釈迦

 恩知らずは犬ネコ畜生にも劣ります。私たちのよく知る昔話や説話にも、動物の恩返しを描いた「報恩譚」が多く見られます。

 人として「ご恩を感ずる心」を失っては「畜生にも劣る」というものでしょう。

 今年お世話になった人々に、感謝の気持ちを今年中に返してみませんか。

如来の大悲の恩徳は
身を粉にしても報ずべし
師主知識の恩徳も
骨を砕きても謝すべし

(阿弥陀如来の洪恩は、身を粉にしても報い切れない。その弥陀の大悲を伝えてくだされた方々のご恩も、骨を砕いても済みませぬ。)

        (親鸞聖人・恩徳讃)

                                                 釈 正輪 拜


Source: 釈正輪メールマガジン

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