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釈正輪回顧録 8.甘露の雨 2

釈正輪回顧録 8.甘露の雨 2

(妙法蓮華経薬草諭品第五)

其雨普等 四方倶下 流樹無量 率土充洽
山川険谷 幽邃所生 卉木薬草 大小諸樹
百穀苗稼 甘蔗蒲萄 雨之所潤 無不豊足
乾地普洽 薬木並茂 其雲所出 一味之水
草木叢林 随分受潤 一切諸樹 上中下等
称其大小 各得生長 根茎枝葉 華果光色
一雨所及 皆得鮮沢 如其体相 性分大小
所潤是一 而各滋茂

「其の雨普等にして 四方倶に下り 流樹すること無量にして 率土充ち洽(うるお)う  山川・険谷の 幽邃(ゆうすい)の生いたる所の 卉木・薬草 大小の諸樹 百穀苗稼   甘蔗・葡萄 雨の潤す所 豊かに足らざること無く 乾地普く洽い 薬木並び茂り   其の雲より出づる所の 一味の水に 草・木・叢林 分に随って潤いを受く 一切の諸樹 上中下等しく 其の大小に称(かな)ひて 各生長することを得 根・茎・枝・葉・華・果・光・色   一雨の及ぼす所 皆鮮澤するところを得 其の体相 性の大小に分れたるが如く   潤す所是れ一なれども 而も各滋茂するが如く」

(雨が降り始めると、その雨は隈なく四方に等しく降り注ぎ、全ての土地が雨の潤いを受ける。
山も川も険しい谷の奥深い所の草・木・薬草や大きな木や小さな木、いろいろな穀物や甘蔗やブドウの木や植物は全て雨の潤いを充分に受けることになる。
乾いた大地も潤い、そのお陰で薬木も繁ってくる。
雨雲からの『一味の水』によって、草や木や藪や林等がそれぞれの分に従って水を吸収するのである。
その結果、一切の木々は上中下一様にその大小の性質に従って伸びることになる。
根や茎や葉や花も実も皆、雨に濡れて美しい光沢を帯びる。
草々や木々はその種類によって大きくなるもの、小さいままのものと分かれており、同じ雨、同じ水を同じように受けてもその成長はそれぞれ異なるのである)

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